二語文を話した朝に。
1歳8カ月の赤ん坊を育てている。
いま「赤ん坊」と書いたが、
「この子はほんとうに赤ん坊なのだろうか?」と不思議に思うことがある。
大人と兼用のマルちゃん焼きそば(粉末ソースを投入する前のもの)を頬張り、
じぶんの好みの食べ物は即座に食べおかわりを要求し、ウンコは硬く茶色くなり、
お気に入りのものを身につけた後、親からの「鏡見てきてご覧」に素直に反応し、
鏡のほうにすたすた駆けていくこの子は。
きのうの朝、赤ん坊が発すると親が喜ぶことで知られる二語文というものをついに話した。
驚くなかれ、そのことばは、ドット柄マグカップを指差して「Circle、あった」。
日英混合二語文である。
それもそのはず。
わが家では教育的「負の連鎖」を断ち切るため、
1歳4カ月から早期英語教育をはじめたから。当たり前と言えば当たり前。
いくつか英単語はおぼえ、さいきんでは寝言に「tunnel…」が登場した。
超高額英語教材を使ったり、近所の英語教室に通っている。
大枚をはたいているが、その影響というのはこれはほんとうに
プライスレス。としか言いようがない。
「ことばは教えられるものではなく、子どもが自ら獲得するもの」らしい。
早期英語教育を考え、結局手を出した。手を出してから、このことを学んだ。
赤ん坊は、目に映るものすべてに名前をつけていく作業を
いっしょうけんめいやっている。しかもすごい勢いで。
日本語と英語、ごちゃ混ぜでおぼえたってよかろう。
そのように、わが家では決めた。
犬を「いぬ」「わんわん」と認識するのと同じように、"dog"も一緒におぼえちゃお!
そんな具合である。(なお、これはどなたかのブログ記事の受け売りです)
赤ん坊がことばを自ら獲得していくようすを見ることは、貴重な体験だ。
よろこびに満ちた瞬間の連続だと思う。子育ての醍醐味。
おぼつかない日本語で話す姿を見るだけでも、どんぶり飯三杯はイケる、だろう。
そこに、母語以外の獲得が加わると…
よろこびはさらに広がる。早期英語教育はおすすめだ。